イースター島の歌:¿I hē a Hotu Matu'a e hura nei?

航海の首長ホツ・マトゥアをうたい、今も歌い継がれる賛歌です。現在も多くの公式行事でチリ国歌に続いて歌われ、その歌詞は伝説と歴史を結びつけています。

¿I hē a Hotu Matu'a e hura nei?は、ラパ・ヌイの国歌のような存在となった賛歌です。チリとラパ・ヌイの旗の前で、チリ国歌に続いて歌われることがよくあります。この歌は、7人の探検者とホツ・マトゥアのラパ・ヌイ到着と、ホツ・マトゥア王の死をうたっています。

文字起こし・英訳:マーカス・エデンスキー

歌詞訳解説
¡E 'Ira e Rapareŋa ē! おお、イラとラパレンガよ! イラとラパレンガは、ラパ・ヌイを偵察するために送り出された7人の探検者のうちの二人です。
Ka kimi te ma'ara o te 'ariki 王の住む地を探しに行け ハウ・マカは、イラ、ラパレンガ、ウウラ・ア・フアタバ、リンギ・リンギ・ア・フアタバ、ノノマ・ア・フアタバ、クウ・クウ・ア・フアタバ、マコイ・リンギ・リンギ・ア・フアタバ(いわゆる7人の探検者)に、ホツ・マトゥア王と民のための新しい故郷を探すよう命じます。
"Ko ŋā kope tu-tu'u vai 'a Te Ta'aŋa 「水から立ち上がる、テ・タアンガの子どもたち、 ハウ・マカが眠っている間、彼の魂がモトゥ・ヌイ、モトゥ・イティ、モトゥ・カオ・カオの小島を目にしたとき、彼は息子テ・タアンガの3人の子どもを思い出します。そして小島に「水から立ち上がる、テ・タアンガの、ヒバより来たハウ・マカの子どもたち」という名を付けました。歌のこの部分は、7人の探検者が3つの小島とラパ・ヌイにたどり着いたことを意味しています。
a Haumaka o Hiva" ヒバより来たハウ・マカの」
¿I hē a Hotu Matu'a e hura nei? ホツ・マトゥアはどこに住んでいるのか? ホツ・マトゥアとその民は、ハウ・マカが見つけた新しい土地に落ち着きました。テ・ピト・オ・テ・ヘヌアはラパ・ヌイの別名で、世界のへそという意味です。
I Te Pito o te Henua e hura nei 彼は世界のへそに住んでいる
I Te Pito o te Henua e hura nei
a Haumaka o Hiva ヒバより来たハウ・マカの
¡E Kuihi e Kuaha vārua ē! おお、精霊クイヒとクアハよ! ホツ・マトゥア王は死を目前にして、故郷ヒバに向かって最期の言葉を叫びます。彼は精霊クイヒとクアハに、雄鶏の声を通して自分に歌ってくれるよう頼むのです。
Ka haka o'oa 'iti-'iti mai koe 少しばかり私に歌っておくれ
i te re'o o te moa o Ariana アリアナの雄鶏の声で
O'oa take heu-heu take heu-heuと歌え 伝説によれば、アリアナの雄鶏がtake heu-heuと応えた直後に王は息を引き取ります。この言葉の意味は、今では忘れられてしまいました。おそらくそのため、現在ではこの歌をO'oa e te 'ariki ēで締めくくることが多くなっています。この新しい結びを訳すとおお、王よ!と歌えとなり、王が亡くなったので雄鶏がおお、王よ!と歌う、という意味になります。