ハカ・ペイ:マウンガ・プイでのバナナの幹のそり滑り
祭りで最も拡散される光景といえばハカ・ペイです。若い男性たちが、2本を結び合わせたバナナの幹の上に寝そべり、ラノ・カウのそばにあるマウンガ・プイの草の斜面を一気に滑り降ります。そのスピードは、「民俗行事」と聞いて軽い気持ちで見に来た人の予想をはるかに超えることもあり、うまく滑り降りられるかどうかは、バランス、靴の摩擦、そしてコースを知り尽くしているかどうかにかかっています。けが人が出ることもあり、斜面沿いには医療班が待機しています。この見世物は、危険のないスポーツを装うことなく、一気に駆け下りる勇気の物語を再現しているのです。
タウア・ラパ・ヌイ:火口湖での水泳、海岸ラン、パドリング

島のトライアスロンとも呼ばれるタウアは、ラノ・ララク周辺のいくつもの区間をつなぐ競技です。一般には、葦の生い茂る火口湖での水泳、過酷なランニング(ときには棒に下げたバナナを担いで走ります)、そして伝統的なカヌーや葦舟でのパドリングで構成されます。上にはモアイのシルエット、下には泥と汗。考古学とスポーツを一枚の写真でつなぐ光景です。
ポラと葦の浮き具での水泳
ポラの競技では、泳ぎ手たちがトトラ(葦)の束に体を預けて外海を渡ります。これは、昔の採集や漁の知恵を今に伝えるものです。衣装やボディペイントには氏族の色が使われ、海岸線はまるで動くタペストリーのようになります。
バイフと海岸沿いの競馬
馬は19世紀の牧場経営とともに島にやって来ました。今日では、バイフやハンガ・ロア近くの柵で囲まれたコースで行われる平地競走に、観客席が埋め尽くされます。騎手は裸馬に乗ることが多く、賭けは非公式ですが、熱気は本物です。舞い上がる土ぼこり、ひづめの音、声援を送るアイトたち。昼間の行事の中でも特ににぎやかなもののひとつです。
バカ・トゥアイと団体ボート競技
チームは葦舟(バカ・トゥアイ)を造ったり修復したりして、波の穏やかな入り江でレースをします。重視されるのは、息の合ったパドリングと、口伝えで学んだ浮力の工夫です。まさに生きた海洋工学の試験です。
漁、石の技、そのほかの競技
その年のプログラムによっては、ハンガ・ロアの入り江での銛突き漁の競技、石持ち上げの実演、綱引きのさまざまな形式なども見られます。どれも女王の合計得点に加算されるため、選手たちは「小さな」競技も勝敗を分けるものとして真剣に挑みます。
安全と観戦マナー
ハカ・ペイの斜面ではロープの後ろに立ち、医療班の通り道を空け、儀礼の装身具を運ぶ家族の一行の行く手をふさがないようにしましょう。フラッシュ撮影はパドリングの選手の気を散らすことがあります。毎晩、掲示を確認してください。
